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WORK8 ふくしまBM: BtoBからBtoCへの挑戦。東京で売ってみた!

  • 2月28日
  • 読了時間: 5分

更新日:6 日前

◆良いモノを作れば、売れる?!

下請け製造や OEM生産のBtoB企業が、新たにBtoC進出をめざして、一般消費者向けの自社製品を開発。

自社が誇る特殊技術や素材を活かして作った製品を、首都圏の売場に置いてみよう!消費者の反応を見てみよう!

「2025ふくしまBM」はこうした趣旨で実施しました。


参加したのは、福島県のモノづくり企業5社。

医療、宇宙、建築、アパレル、伝統工芸などの分野で 「縁の下の力持ち」 として活躍しているメーカーです。

― BtoC事業を第2の柱にしたい

― C市場に進出して認知度を上げたい

― C向け商材で技術力をアピールしたい


各社の目的はそれぞれですが、課題は共通。

― C市場に進出するには、どんなスキルやノウハウが必要か?

― 優れた技術と素材で、作れば売れるのか?

多くのBtoB企業が初めてC市場に挑戦する際に直面する壁について、5社と一緒に考えました。



◆toBとtoCの大きな違い

「優れた技術と素材で、作れば売れる」は、C市場では通用しません。

たしかに20年くらい前まで、機能や性能で売れた時代がありました。しかし今は膨大なモノや情報が溢れ、個人個人が多様な嗜好性や価値観をもつ時代。

これを使うと、自分の暮らしにどんな幸せが得られるか? 便利になる? 快適になる? 誰かの役に立てる?……現在の消費者は、そうした視点でモノを選びます。

製品スペックに対価を払うのではなく、それを通して自身が得られる「幸せ」「価値」を重視するのです。

逆に言えば、技術や素材が優れていても、自分の暮らしに関係ないものには興味をもちません。


たとえば、A社は建材用鉄板の加工販売を本業とするメーカー。その技術と素材を活かして、一般ユーザー向けにアウトドア用グリルを開発しました。

グリルとしての性能は抜群。価格妥当性も充分。しかし……

この会社が最初にアピールしたのは、鉄板の厚み、構造、性能などでした。

これらはたしかに大事な要素です。けれど消費者が一番に知りたいのは、このグリルで肉がどれだけ美味しく焼けるのか?

どんなシーンで使えるか、焼き目の付き方、メンテナンスしやすさ、運びやすさ……

自分の暮らしがどんなふうに楽しく、美味しく、快適になるか?なのです。


◆売場に置けたら、売れる?

人通りの多い駅ナカ、有名百貨店、最新の商業施設…そうした売場に商品を置けさえすれば、売れるのか?

答えはNoです。

前述の「良いモノを作れば…」と同様に、その売場を訪れる客層の嗜好性、価値観、ニーズとマッチしないモノは、どんなに集客力の高い売場でも売れません。

そしてただ「商品を置く」だけでは、居並ぶ競合商品に埋もれてしまい、目にも留めてもらえません。

「これは自分の暮らしに必要なものだ」「これがあったら幸せかも」

お客様が想起できるように言語化し、訴求することが必須です。

言語化といっても、言いたいことを文章で書き連ねるのは逆効果です。長い文章はまず読んでもらえません。

効果的なのは、パッと目に留まるビジュアル(写真、動画)、短いキャッチコピー。

前述のグリルであれば、どんなビジュアルが効果的か? 見せるべきは製品の細部か、美味しそうに焼けた肉か、使用シーンか……

これを考えることがとても重要です。


こうした考え方をもとに「2025ふくしまBM」は以下のメニューで進めました。



◆どうやったか?

<1> セミナー

Co-editチームより、販売、顧客コミュニケーション、集客のプロが登壇


<2> 参加企業ヒアリング

各社の現状 /C市場進出の目的、目標 /参加動機、希望 /販売に関する課題


<3> WEB上に5社の情報ページを作成

どう見せて、どう伝えるか? C市場に向けた言語化を実践


<4> マンツーマンの専門家アドバイス

Co-editチームより専門家2名が、各社とマンツーマンでオンライン面談

C市場で売るためのアドバイス、要件、情報提供


<5> イベントでテスト販売

<1>~<4>の実践編として、東京都内の売場(日本橋ふくしま館)で開催

お客様に訴求するための売場づくり、販促ツール制作

5社の担当者が接客に立ち、首都圏消費者の反応を直接体験

当該店舗だけでなく周辺の商業施設も案内。市場視察の一助に





◆今後への第一歩に

イベント当日は、福島5社の担当者が売場に立って接客を経験。

これまで漠然としたイメージしかなかった 「都心の消費者」 と直接向き合い、新たな発見や課題がみつかりました。

― お客様の反応が新鮮だった

― 専門家のアドバイスが 「こういうことだったのか」 と実感できた

― 自社製品の可能性が感じられた


今回は日本橋という立地、「ふくしま館」という福島企業に好意的な売場でしたが、エリアや客層が変われば反応も変わります。

今回のテスト販売はあくまでも最初の一歩。引き続き、福島企業の挑戦をフォローしていきます!



◆ふくしまBMとは?

東日本大震災復興支援の一環で、首都圏の販路関係者(バイヤー)と福島県の小規模事業者のマッチング事業として2018年からスタートしました。(委託元:福島県、株式会社山川印刷所)

幅広い販売チャンネルをもち市場の最前線で活動中のバイヤー陣と、福島県内のモノづくり企業が、コンサルティング・意見交換会・展示会・売場視察・商談などさまざまな形で出会い、ビジネスにつなげる機会をご提供しています。


●2018~19年度 首都圏からバイヤーが浜通りを訪問する「バイヤーツアー」を実施

●2020~22年度 コロナ禍のためオンラインで実施

●2023年度 福島の事業者5社が首都圏の販路を視察する「東京ツアー」を実施

●2024年度 福島の事業者5社が首都圏の販路に売り込む「キャラバン」を実施


2024年度のキャラバンの様子
2024年度のキャラバンの様子

2024年度のキャラバンの様子
2024年度のキャラバンの様子

2023年度の東京ツアー。初日の交流会にて
2023年度の東京ツアー。初日の交流会にて
2023年度の東京ツアー。初日の交流会にて。バイヤートークセッション
2023年度の東京ツアー。初日の交流会にて。バイヤートークセッション

2023年度の東京ツアー。初日の交流会の様子
2023年度の東京ツアー。初日の交流会の様子





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